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税理士・行政書士の藤本尚士です。
 

個人的な借金がある場合、創業融資は難しいのでしょうか。

結論を言ってしまえば、100%不可能ではないものの、ほとんどの場合は融資審査でマイナスとなってしまいます。
 

「では、借金があることを伝えなければ良い」と思う方もいるかもしれませんが、日本政策信用金庫はCICなどの信用情報機関と提携しており、全ての申込者の債務状況を把握しています。

つまり、銀行やカード会社から借金がある場合は、審査前に必ずバレますし、故意に隠していたことで落とされてしまいます。
 

借金があると融資審査に影響する

クレジットカードのリボ払いやカードローンなどの借り入れがある状態だと、日本政策金融公庫の融資審査に通過しにくいと言えます。

借入先が増えると返済できなくなるリスクが上がるので、融資する側にとっては貸し倒れの可能性が高くなるからです。
 

ただし、延滞が一切なく借金の返済ができている場合や、融資希望額が低く返済可能と判断された場合は、審査を通過できることもあります。

しかし、借金があるとどうしても審査に影響を及ぼすので、完済してから融資申請をする方が良いでしょう。

 

住宅ローンや自動車ローンであれば影響は少ない

住宅ローンと自動車ローンの場合は有担保のため、融資審査での影響は少ないと言えます。

有担保ローンであれば、返済が不可能になった際に担保である家や車を売却すれば良いので、貸す側のリスクが軽減されるからです。
 

ただし、ローンの返済に延滞が見られる場合は審査でマイナス評価になるので、注意しましょう。

 

創業融資を受けるなら借金の整理を

前述したとおり、借金を隠して融資申請しても、借金の有無や返済履歴は日本政策金融公庫に必ずバレてしまいます。

故意に借金を隠していると担当者の印象は悪くなるので、融資審査には通らないでしょう。
 

借金があれば必ず審査落ちになるとは限らないので、借金がある場合は公庫の担当者には必ず伝えるようにしてください。

ただし、審査通過の確率を上げたいのであれば、申請前に完済するのが一番です。

 

まとめ

日本政策金融公庫で融資を受ける場合、借金があれば必ず融資の審査に落ちるというわけではありませんが、マイナス評価となるのは覚悟しておきましょう。

審査通過率を上げたいのであれば、事前に創業融資専門の税理士に相談することもお勧めです。

 

 

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