日本政策金融公庫の審査
融資を受ける際の審査について
融資を受ける際には審査があります。どのようなものがあるでしょうか。今回はその中でも3点について触れてみます。
◇信用情報に問題があるかどうか
信用情報とは、クレジットやローンなどの信用取引に関する契約内容や支払状況、利用残高などの客観的取引事実を表す情報のこと。支払の遅れはないか、どれくらいローンをされているか、破産や過払い請求をしていないかを見られ、ここに問題がある場合、審査が非常に厳しいものとなってきます。
◇税金の滞納がないか
所得税、住民税、自動車税など、いろいろな種類の税金があります。この税金を滞納しているとやはり審査においてマイナス評価になってしまいます。なぜかというと、税金が払えない状況ならば資金繰りが非常に厳しい状態、また融資をしても返済期限を守らないのではないか、とこう思われてしまうのです。
◇ライフラインの支払に遅れはないか
水道光熱費、家賃、携帯電話料金などライフラインにかかわる支払が毎月発生すると思いますが、こちらの支払にも気を付けなければなりません。こちらも上に書いた通り、遅れていると心象が悪くなります。引き落としの際に支払い忘れがないようにしましょう。
以上になります。今回触れたことは言わば審査の最初の段階になります。ここでひっかかってしまうと、どんなにいい事業計画や決算書を提出しても融資が非常に厳しくなってしまいます。そうならない為にも、支払の延滞をしないこと、信用情報に傷がつかないように心がけていくことが必要です。
熊本県玉名市出身。創業融資に強い税理士。
経歴:
2007年 宅建業 エステート九州株式会社設立 代表取締役就任
2011年4月 税理士法人熊和パートナーズ入社・勤務
2014年8月 税理士法人新日本設立、その後、行政書士事務所設立 現在に至る
主な資格:
税理士、行政書士、相続手続相談士、相続診断士、宅建取引士、税務調査士®、不動産投資・運用アドバイザー®、医療経営アドバイザー、医療経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナー(FP)2級