今回は日本政策金融公庫の新創業融資制度のメリット、デメリットについて考えてみます。
メリット
①新しく起業する方へ積極的
日本政策金融公庫は政府系金融機関として、新しい産業を生み育てることを政策的に行っております。
その為、新しく起業する方への融資には積極的です。
②無担保・無保証で最大3,000万円まで融資可能
日本政策金融公庫の新創業融資では、無担保無保証で3,000万円まで融資が可能です。
経営者本人の連帯保証の署名も不要なので、比較的有利な制度となっております。
③融資実行までスピードが約1ヶ月と早い。
日本政策金融公庫以外にも創業融資を受ける機関がいろいろありますが、その中でも融資実行までの時間が早いので、事業を早く進められたい方などには最適な制度です。
デメリット
①金利が若干高い
日本政策金融公庫の新創業融資は、通常の融資と比べても比較的有利な金利水準となっております。
しかし、自治体などでは優遇措置を実施されていることもある為、自治体に比べたら金利面で高くなることもあります。
以上になります。
今から事業を考えている方、近い将来に創業を考えている方、融資が必要になった際に、どこで融資をしてもらうか悩んだ際には、新創業融資制度を考えられることをお勧めいたします。
熊本県玉名市出身。創業融資に強い税理士。
経歴:
2007年 宅建業 エステート九州株式会社設立 代表取締役就任
2011年4月 税理士法人熊和パートナーズ入社・勤務
2014年8月 税理士法人新日本設立、その後、行政書士事務所設立 現在に至る
主な資格:
税理士、行政書士、相続手続相談士、相続診断士、宅建取引士、税務調査士®、不動産投資・運用アドバイザー®、医療経営アドバイザー、医療経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナー(FP)2級