創業融資に関する相談は、熊本市中央区に拠点を構える熊本創業融資センターにお任せください。融資獲得に向け全力でご支援いたします。

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税理士・行政書士の藤本尚士です。
 

日本政策金融公庫の融資は

  • 金利が低い
  • 返済期間が長い
  • 一部の制度では無担保無保証で借りれる

という特徴があり、創業時には必ず活用するべき制度です。
 

ただし、全ての融資希望者が融資を受けれるわけではありません。

通過率は50%程度とされており、約半数の方が審査に落ちています。
 

日本政策金融公庫も国の機関で中小企業への積極的融資を目的としていますが、貸したお金を返せそうにない相手には融資をしません

審査に落とされるのはそのように判断された要素があるはずです。
 

本コラムでは、融資審査に落ちてしまう何点かの理由について詳しく解説します。是非、参考にしてください。

 

審査で落ちてしまう理由

(1)自己資金が不足している

 
自己資金は事業のために準備してきたことをアピールする要素です。

自己資金が準備できていれば、事業に対する計画性もあり、余剰資金も確保できていると判断され、融資を受けやすくなります。逆に不足していれば、審査通過は厳しくなります
 

日本政策金融公庫の融資審査では、直近半年分の預金通帳を開示します。見せ金は通用しないので注意してください。

 

(2)創業計画書の内容が甘い

 
創業融資を受けるなら創業計画書の作成が必要不可欠です。

この計画書において「根拠のない売り上げ予測」や「細かい経費をチェックしていない」等、内容に現実性がない場合は審査に落ちてしまいます

★参考記事:創業融資獲得に必須な「創業計画書」について

 

いい加減な内容は担当者にすぐに見抜かれます。見込みと実態に矛盾のないきっちりとした創業計画書を作成しましょう。

 

(3)個人の信用情報に問題がある

 
ローンやクレジットカードの支払い遅延など、金融機関への返済滞納(いわゆる金融事故)がある場合は、融資の可能性が低くなってしまいます。

金融事故を起こしている=返済に関する感覚や向き合い方がいい加減と判断されてしまうからです。
 

金融機関への返済状況は個人信用情報機関に5年〜10年の期間で保存され、公庫の審査担当者に必ずチェックされます。

融資の申し込みをする前に、金融事故の履歴が個人信用情報機関に残っていないか確認しましょう。

 

(4)公共料金や税金を滞納している

 
源泉徴収票や確定申告書、貯金通帳等から公共料金や税金の支払状況が確認されます。未納や滞納がある場合には返済能力が低いと判断されてしまいます

そのまま審査を受けると確実に落とされてしまうので、必ず支払いを済ましておきましょう。
 

仮に、税金や公共料金をどうやっても支払えない状態の場合は、公庫の融資に申し込む前に生活の立て直しを図るべきです。
 

尚、国民年金と国民健康保険を確認する書類の提出はないですが、今後審査基準に加えられる可能性もあるので、出来るだけ年金や国民保険の滞納もしないようにしておきましょう。

 

(5)面接での説明が不十分

 
融資審査には担当者との面接もあります。融資希望理由や、創業後の見込みについて詳しく聞かれるので、矛盾のないようにしっかりと答える必要があります。
 

説明が不十分であったり、面接でのマナーが悪ければ、審査を通過することができません。

 

審査に落ちてしまった場合

日本政策金融公庫の審査に落ちてしまうとすぐにはリトライできません

融資を受けられないと、創業スケジュールに大きく影響します。よって、できる限り1回目で確実に審査を通過したいところです。
 

それでも落ちてしまった場合は、原因をよく分析し、十分に改善をしてから審査に臨みましょう。

 

確実に融資を受けるために専門の税理士に相談する

創業融資を確実に受けたいなら、創業融資専門の税理士に相談しましょう。
 

税理士に相談して得られるメリットとして

  • 専門知識とノウハウから審査通過に必要なアドバイスが得られる
  • 創業計画書作成をサポートしてくれる
  • 融資面談に同席してくれる
  • 専門の税理士がつくことで信用が上がり金利優遇を受けられる可能性がある

 

繰り返しますが、審査に落ちてしまうと次のトライまでに時間を要します。

初回は無料で相談を承っているところもあるので、積極的に利用してみて下さい。

 

まとめ

創業融資は誰でも受けれるわけではありません。日本政策金融公庫の担当者も貸したお金が返せそうか、融資する相手の資質・創業計画の妥当性等を見ています。

ポイントをきっちり理解した上で審査に臨みましょう。

 


 

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