国民政策金融公庫の審査ポイント
今回は、国民政策金融公庫の審査ポイントについて紹介していきます。
融資の面談の際にポイントを掴み面談に臨む事によって面談員の印象も良くなるでしょう。
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まずは創業計画書を作成して中身を説明できるようにしておきましょう
面談は、提出した創業計画書に基づいて進められます。
ただ作成して終わりではなく中身も人に説明できるようにしておきましょう
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自己資金は準備していますか
自己資金が無いと事業を始める目標があるのにこれまで何も目標に対して貯蓄をしてこなかったのかという見方を審査でされます。
事業に対しての真剣さを自己資金でみられます。
※国民政策金融公庫では、必要な自己資金は借入額の10%必要とされています
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行う事業のセ-ルスポイントはありますか
特に飲食業など開業予定されている方はここの審査ポイントは重要です。
他のお店と差別化を計り、独自の商品、サ-ビス、技術の提供方法などを考えて顧客を掴む何らかの特色が出せるのか考える必要があります。
その為には、競合店の調査をする必要があると思います。特に飲食店は、店舗数が多いのでしっかり調査し独自のサービスが出来るように考え面談時にアピ-ルできるようにしておきましょう。
- 創業してから数年後のビジョンは考えていますか事業が軌道に乗りどのように売上維持、アップしていくにはどのようにしていくのか自身の考えを審査時に見られます。経営をする事は、幾度となく困難な事を乗り越える必要があるでしょう。そのような時は、しっかりしたビジョンが無いと対処が出来ません。途中で投げ出されては、融資したものが返ってこない可能性があります。そこを審査時に見極める必要があります。
- 熱意も必要ですが自分のビジョンが無いと経営者には向かないとみられてしまいます。
- やはり、経営に対してどのように考えているのか真剣に考えているのか見る必要があるのです。
融資を確実に受ける為にはこのようなポイントを掴み面談に挑む必要があります。
1度国民政策金融公庫で審査に落ちてしまいますと最低半年は申し込みが出来なくなります。
創業時に必要な資金が無いとその後の計画の見通しが立たなくなってしまいます。
確実に資金を獲得する為に、しっかりした準備、考え方を固めて申込みに取り組んでください。
熊本県玉名市出身。創業融資に強い税理士。
経歴:
2007年 宅建業 エステート九州株式会社設立 代表取締役就任
2011年4月 税理士法人熊和パートナーズ入社・勤務
2014年8月 税理士法人新日本設立、その後、行政書士事務所設立 現在に至る
主な資格:
税理士、行政書士、相続手続相談士、相続診断士、宅建取引士、税務調査士®、不動産投資・運用アドバイザー®、医療経営アドバイザー、医療経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナー(FP)2級