日本政策金融公庫 金利
金利のお話
今回は金利についてお話ししようと思います。
融資をする際に必ず利息と金利という言葉がついてきます。お金を借りたら利息が発生します。借りた分多めに返さないといけないというわけです。その利息を導くために使われるのが、金利になります。
金利は%(パーセント)で表示され、金利5%ならば、5%の利息を払う必要があります。
基本的に金利は1年間の利息を表しますが、月利や日歩といった1月、1日単位の金利もあります。
では、実際にどれくらいかかるのでしょうか。計算をしてみます。
200万円を金利5%で1年間借りた場合、
200万円×5%=10万円
300万円を金利8%で5年間借りた場合、おおまかな計算方法を使うと
300万円×8%×5÷2≒60万円
となります。利息は元金に金利をかけて計算します。
どうでしょうか。おおまかな計算になりますが、理解しやすいと思います。
さて、ここで日本政策金融公庫の融資制度にあてはめて考えてみましょう。
今現在、熊本県では創業される方を対象に、被災地創業融資を行っております。
通常の創業融資ならば、基準金利が2,3%~3.0%、被災地創業融資ならば、基準金利が
1,3%~1,9%となっております。(利率は金利情勢によって変動します。)
では2,3%と1,3%でどれくらい金額が変わるのか計算してみます。
1,000万円を15年返済で固定金利と考えて
2,3%の場合、 1,000万円×2,3%×15÷2=1,725,000円
1,3%の場合 1,000万円×1,3%×15÷2= 975,000円
金利が1%違うだけで返済総額がこれだけ変わってきます。これから融資を考えている方は、金利の面もしっかり頭に入れて、融資にのぞまれた方がいいと思います。金利が高いからダメといったわけではなく、自分の状況に応じた融資制度を利用されることをお勧めいたします。
熊本県玉名市出身。創業融資に強い税理士。
経歴:
2007年 宅建業 エステート九州株式会社設立 代表取締役就任
2011年4月 税理士法人熊和パートナーズ入社・勤務
2014年8月 税理士法人新日本設立、その後、行政書士事務所設立 現在に至る
主な資格:
税理士、行政書士、相続手続相談士、相続診断士、宅建取引士、税務調査士®、不動産投資・運用アドバイザー®、医療経営アドバイザー、医療経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナー(FP)2級